やっぱり初恋の人?

それとも

初めて私のことを女の子として好きって言ってくれた男の子?

私をドキドキさせる人?


そうだなぁ…

強いて言うなら、

いつもいつもどうしていいかわからなくさせる人、かな?


って、そんなこと言われてもさすがのジェイクも困るよね。


ジェイクの顔を見つめながらそんなことを思っていると、

「ありす」

もう一度、ジェイクに名前を呼ばれた。

「なぁに?」

素直に返事を返すと、一瞬何かを言おうとして、やっぱり思いとどまったって感じで言葉に詰まったジェイク。

ジェイクでも、こんな風になることあるんだ…なんてぼんやり考えていたら、

「おひるのジュンビ、リーダーはありすとシノブ。
オレたちのグループみんなちゃんといるから」

って。