それなのに、この空気感を全く読まない小笠原先生はいつも通りの口調で、 「えー、2人は我が校初の交換留学生としてUAE、 いわゆるアラブ首長国連邦からきた。 日本での生活はわからないこともたくさんあるだろう。 お前ら同じクラスの生徒として、しっかり仲良くしてやってくれよ! それじゃあ、2人には自己紹介をしてもらおうかな。 まずは君からだ」 小笠原先生はそう言って最初に入ってきた男の子の肩をポンと叩いた。