考えながらも足は勝手に観測室の中を通り抜けていて。
いつの間にか建物の正面玄関にたどり着いていたから、そのままそこから外に出た。
トボトボと1人で芝生広場に戻りながら、答えが出ない疑問に耐えかねた私の涙腺は見事に決壊した。
泣きたい気持ちの時に出なかった涙のくせに、泣きたくない時に出たと思ったら、どんなに頑張っても止まらない。
どうしても無理っぽいので、私は自力で泣き止むのを諦めて、忍ちゃんに泣きつこうと決めた。
だから、思いっきり泣きじゃくりながら人気のなくなった芝生広場を歩いていたら、宿泊施設の入り口近くで、どこから出したのかサッカーボールで遊ぶ男子たちが目に入ってきた。



