いつもニコニコと私やジェイクのことを見守ってくれているセリム君が、そんな風に考えていたなんて思ってもみなかった。 セリム君からすれば、私ってジェイクにとって ”害” なんだ…。 放心状態になった私は、その場でそっと立ち上がって目の前の扉のノブに手を伸ばした。 それは観測室の2階に通じる非常扉で無用心にも鍵が開いていた。 それをいいことに私は音を立てないよう、そっと建物の中へ入った。