「……いつか、どこからかわかるものと思っていましたが思いの外、早かったですね」 少しの沈黙の後にセリム君の口から出た言葉は、斧田さんから聞いたジェイクのセリフとほとんど同じだった。 「そうです。あなたのおっしゃる通り、ジェイク様はサウード国王のご子息にあらせられます」 セリム君は淡々とした口調でジェイクが本物の王子ということを告げた。