「ごめん…キス…とめられなかった」 頭上と密着した体の両方からステレオ効果で聞こえてきた声は、紛れもなくジェイクの声なんだけど。 あんまりにもシュンとした声と、未だに聞こえてくる彼の少し早い鼓動がとても愛しくて。 「ふふっ!」 思わず笑ってしまった。 「……ありす、わらってる?」 躊躇いがちに質問されたので、そのままの体勢でそっとうなづいた。