アラビアンナイト



「ありす、オレのこといちばんスキ?」

「う、うん」

優しく頬を包む彼の手に、自分の手をそっと重ねながら、もう一度彼の目を見て言った。

「ありがとう、ありす。オレもありすのことがほかのだれよりもいとしいよ」

ふわりと微笑んだまま、ゆっくりと近づいてくるジェイクの端正な顔。

自然と目を閉じた私の唇に、優しい熱が触れた。