天体望遠鏡のある建物から出て、グラウンドに向けて歩きながら顔の熱を冷ましていると、
「星雲、すごく綺麗だったね」
忍ちゃんと肩を並べて歩いていた私の背後に、ふっと人の気配がしたと思ったら、そんな風に話しかけられた。
くるりと顔を後ろに向けると、いつもの穏やかな微笑を浮かべた奏太がいた。
私は慌てて
「だねっ!」
と返事するのが精一杯。
だって、さっきの今で、どんな顔すればいいのかわかんないんだもん!!
でもすぐに奏太の横に真田君が並んで歩き始めたから、ちょっとホッとした。
私たちはなんとなく4人一塊でグラウンドへと出た。



