「ありがとう」 「いえいえ、どういたしまして」 「それから、あの時も本当にありがとう」 今度は切なくなるような笑顔で佐々木さんにお礼を言われた。 「私、あの時ほんとうにどうしていいかわからなくて。…気持ち悪くて、だけど恥ずかしくて」 あぁ、バスの中でジェイクに助けてもらったけど、今度はそのせいで余計に身動き取れなくなってた時のことか…。