「要は、ジェイクが本物の王子だってこと。
王子が私みたいな異国の庶民なんかと、本気で恋人同士になろうと思ったりするわけがないってことが言いたかった…ってことで合ってるかな?」
一生懸命に斧田さんの話からわかったことを整理して伝えると、吊り上げていた眉はそのままに、偉そうな口調で返事が返ってきた。
「そうよ!わかってるんじゃない!!
貴女と両想いだって言ったらしいけど、それはオママゴト的なものなんじゃない⁉︎
留学期間が終わって自分の国に戻る日が来たら、貴女とのこともなかったことになるんでしょうね。
それなのに貴女がジェイクに本気にでもなった日には…傷つくのは目に見えてるわよね?」
後半は優しく説得するように言われて、抗議する要素もない私は素直に頷いた。



