そう。 私は今、勉強部屋から出て、階段の裏側にある暗がりに連れ込まれている。 私と斧田さんの姿を隠してる階段を、お風呂の順が回ってきた人たちが楽しそうに登っていく声が聞こえる。 私の前には勝ち誇ったような表情を浮かべた斧田さん。 「えーと、それで斧田さんは私に何が言いたいの?」 斧田さんがわざわざ私に話した真の意図がわからなくてストレートに質問したら、 「ここまで教えてあげたのにまだわからないの!?」 と、眉を吊り上げて睨まれた。