アラビアンナイト



すると、それまで私と奏太のやり取りを静かに見守っていた忍ちゃんが、

「ありす、見てる分には可愛いいから私はいいんだけど。
でも、そうじゃない人が目の前に何人かいるってことを、そろそろ自覚しなさい」

って。

「???忍ちゃん、どういうこと?」

「はぁ〜…桂木さん。
俺も隠してるつもりはないから、桂木さんにバレてることに今更驚いたりしないけど。
だからこそ逆に、それでありすに通じるなら誰も苦労しないよ?」