少し名残惜しかったけど、さすがにそろそろ戻らないとヤバイと思った私は、笑顔のまま立ち上がった。 ジェイクも私に合わせて立ち上がる。 もちろん日本語が通じてるわけじゃないから、唯一、自信を持って伝えられる的確な英単語を言った。 「バイバイ!!」 すると彼は少し驚いたように目を見開いて、それからすぐに優しく笑った。