あの時と違うのは 「オレのこと、おぼえてる?」 彼が拙いながらも日本語を話していること。 そして少年から青年の姿へと成長したこと。 でも、ちっとも変わっていない優しい笑顔で私を見上げると、今度は私の右手を取った。 それから、私の手を取っているのとは反対の手を、そっと私の右手首に添えて、 「アレは?」 と聞かれた。