お尻も咄嗟についた手も痛かったけど、我慢してサッと立ち上がった。 「だったら先輩達が代わりにお昼ご飯、一緒に食べればいいじゃないですか!」 後でわかったことだけど、この先輩達はジェイクとセリム君をお昼に誘って断られたらしい。 でも、そんなことは知らない私のこの一言が火に油を注いだ形になって…。 「このっ!」 左側にいる体格のしっかりした人が腕を思いっきり振り上げて、私に殴りかかろうとした。