アラビアンナイト



そういえばセリム君は?

ジェイク君に気を取られすぎてたよ。

と思ってセリム君の方を向くと、ちょうど電話が終わったところだった。

「お昼はこちらでよろしいですか?」

「うん」

セリム君にジェイク君が答えた時だった。

校舎から黒いスーツを着た男の人が2人、手に大きな荷物を持って歩いて来た。