境界線

パラパラと髪の毛が落ちていく。
あたしの、髪の毛。

「バイバイ、『畠中和泉』。」

あたしはそう言って、長かった髪にハサミをいれる。

ロングヘアーだったのが、肩までの丈になった。

これでいいんだ。
これで。
あたしの容姿が変われば、少しはバレにくくなるはず。

ホントは切りたくない。
あたしの自慢の長い髪の毛。
もう、なくなっちゃった。