次の日。
彼女は証拠をあたしに気づかずバラしたのだよ。

「ねぇ、『佐藤泉』って、覚えてる?」

「佐藤泉って、実氷空が死亡通知出した子でしょ。偽物の。」

「えぇ、でもね。そいつ、生きてたの。名前変えて。」

「え?」

「ねぇ、もっかいやってもいい、あいつの人生狂わせてやる。」

「いいわね。お母さん、賛成よ。」


お母さん?