また、しおちゃんは行ってしまった。

実氷空というこのところへ。



 実氷空は、クラスでも1番威張ってる女の子で、あたしは嫌い。
でも、しおちゃんは従っている。

なぜ?

それは、助けて貰わないといけないから。
実氷空に。

「しお!実氷空って、呼び捨て、やめてよね。」

「え、どうして?」

 しおちゃんは首を傾げる。

「え?何でって。」

当たり前そうな顔して実氷空はニヤリと笑う。

怖!