あたしが、死ななくてはいけなくなった理由。

それはね、いじめられっ子をかばったから。

「いい加減にしなさいよ。」

あたしには、分からなかった。
まだ、幼すぎて。 

「いじめられっ子をかばうなんて、いい度胸ね。」

睨まれた。
こいつの顔、気持ち悪い。
うぇ。吐き気しそー。

「気持ち悪いので、保健室にいます。」

先生にはそう伝えて、あたしはベッドで、寝ていた。

「なによ、あいつ。」