痛いというより、あたし、おかしいよ。

突然、世界が紅くなる。
そっか。
頭から流れた血が目に、入ったんだ。

「しおちゃんは、あたしの友達だよ…………」  

「いいえ!あんたはあいつの事なんかすぐ、忘れるともさ!」

「忘れない。」

あんたには、わからない。
死んだあたし達のことを。
あたし達は、共に違った意味で死んだから。

この、似た者どうしの友情を、永遠のものにしたい。