境界線

次の日。

ノートがなくなった。

「あたしの社会のノートは?」

机の中をゴソゴソと探す。
ロッカーには、ないはず。

「あ!」

あいつが来た。
あたしを虐めてる、あいつが。

「あー、邪魔!」

ドスンと体当りして来る。
体の小さなあたしは尻餅をついた。

「あんた、こんな所にいて、惨めじゃないの?」

惨め?

それから、すれ違うと。

「おえー。」

って、言われるんだ。