「どうかした?迷子にでもなった?」 突然後ろから声をかけられて私は振り向く。 「お腹痛いの?保健室行く?」 「い、いえ!!大丈夫です。緊張してただけなんで!」 私はとっさに嘘をついた。 それとは裏腹に私はこう思った。 (な、何このイケメン。てか、今どきこんな美男子っているの!?) 我ながら少女マンガに出てくる主人公のようなセリフを言ってしまった… なんとも恥ずかしい…