スーパー丸尾ブラザーズ

「去年、史弥くん、宮島さんと付き合っていたよね」

衣里も去年は同じクラスだった。

亜季はクラスでも目立つグループにいて、また俺も委員長やってたせいもあって、それなりにクラスの中心にはいた。


だからクラス全員が、俺らの交際を知っている。


衣里が交際を隠したがるのは、亜季にバレたくなかったからだ。


「史弥くんの元カノのことを悪く言いたくないけど、バレてしまったら噂なんてすぐに広がるから」

「宮島からの嫌がらせを心配してたの?」


「それよりは、噂が広がることがただ恐かっただけ。

去年宮島さんとかその周りの人たちも、結構史弥くんの話をしてたから」


俺は衣里の言うことがまだ理解できない。噂が広まるのが恥ずかしいってこと?


「言いにくいんだけどね……下ネタだよ。

教室ではあまり話さなかったけど、体育の時間とか男子がいないところ。

声も大きかったから、女子は結構みんな聞いていたと思う」


俺は言葉を失ってしまった。