スーパー丸尾ブラザーズ

こうしてオレはまた委員長になることができたんだ。

担任の吉田先生は最後に言ってくれた。


「今回の委員決めは素晴らしかったです。

先生は星川さんの話を聞いてはじめて、丸尾くんがクラスのために、見えない努力をしていることを知りました。


丸尾くんみたいな人を縁の下の力持ちって言いますね。

誰かに褒められるわけでもないけど、陰で支える人のことです。

陰でクラスを支えていた丸尾くんは、委員長にとてもふさわしいと思いました。


また、それに気がついた星川さんも、クラスのことをよく見ている証拠です。

友達のいいところを見つけてあげられることは、素晴らしいと思いましたよ。


そして星川さんの意見を聞いて、委員長を辞退した山本くん。

ほんとは自分が学級委員長になりたかったのに、丸尾くんに譲ってくれた。とても優しい心を持っていますね。

副委員長のお仕事にも誇りを持って、頑張ってくださいね。


5年2組の絆の強さを感じられた委員決めでした。皆さんでもう一度、この三人に拍手をしましょう」


それから教室のみんなで拍手したから、オレは恥ずかしくなったんだ。


そして先生は、その言葉をそのまま学級だよりにも載せてくれたんだ。

お母さんもお父さんも、なぜか名菜までが、とても喜んでくれて、オレはまた恥ずかしくなった。