「沙也加ー、」

「あ、里夜。おはよ。」

沙也加は、あたしの、友達と呼べる最後の友達。
沙也加、あんたの事だけ信じる。
あんただけ、仲良くしたい。
あんただけ、あたしを友達として認めてくれたから。


「里夜。私、今日委員会だから。」

「沙也加、委員会なのー?ま、分かった。」

ぼっちです。
しかも、お弁当タイムなんて、悲しすぎるよ。

『里夜、馬鹿だね。クスクス。』

「沙也加、何か言ったの?」