図書室はまだ静かで。
誰もいなかった。

「朝読書の本、何にしようかな?」

見慣れた背表紙の本を見つけた。
違う。
ノートだ。

「これ、あたしの…………」

驚いた。
燃やされたはずのあたしのノートだった。

「あった。」

見つけた!
あたしの生き甲斐!
見つけた!

「丁度良かった。」

丁度、嫌いな人がまたあたしに色々やらかして来たのよね。
馬鹿らしい。