「………………………………」

道を歩く足はとても重たい。
というか、学校行きたくないし。

あのノートのおかげで、クラスの半分くらいの人は、不幸になって。

「あたしの、せいかぁ。」

まぁ。
そうなんだけど。

「ノート………ないと。」

あーあ、
もう1回落ちてこないかな。
あたしの。


「おはようございます。」

教室には、誰もいなかったんだ。
あぁ、クラスの女子の名前は全員書いたし。
私以外の名前はね。

「どういう事なの?里夜さん以外皆休みなの?」