俺様副社長のターゲット

会議が終わってからの業務は短かった。あっという間に18時半になろうとしている。



「松井さん、そろそろ……。」


「はい、では副社長を呼んできます。」


「そのまま副社長と向かって?私たちも向かうから。」


「はい。ではお先に。」



私は隣の峰岸さんに挨拶をして副社長室に向かった。扉をノックすれば、すぐに返事か返ってくる。



「失礼致します。副社長、お時間ですが………。失礼いたしました。社長がいらっしゃるとは存じ上げず。廊下で………。」


「いや、私も一緒させてもらうよ?構わないかな?」


「あっ、はい。では課長に連絡を………。」


「すでに伝えてあるから必要ない。では行こうか。」


「はい。」



私は副社長をチラリと見れば、呆れた表情で社長を見ている。私は不思議に思いつつも社長、副社長と共にエレベーターに向かう。


副社長と二人より緊張する。私が緊張している事が伝わったのか、社長がクスリと笑っている。



「そんなに緊張しないで。私も緊張してしまう。」


「そうですよね?失礼しました。」



社長に笑みを向けた。