俺様副社長のターゲット

「昔から綺麗だと思って。今もスッピンだろ?なのに全然昔と変わらない。」


「変わったよ。肌の弾力とかね。」


「今も美人だよ、朱里は。俺が一目惚れするくらいだからな。」


「一目惚れ?」


「ああ。」



私は驚きに尚輝を見れば、じっと高校時代のアルバムを見ている。



「本当なら、ずっと一緒にいる筈だった。」


「………ごめん。」


「朱里、今度は離さないから。」


「ふふっ、そんなに褒めてどうしたの?」


「女はスッピンに抵抗あるんじゃないのか?」


「尚輝はスッピンの私を知ってるから。今さらかな?って。」


「まあ、そうだな。」



私は荷物を詰め終わると携帯を見た。陽輝からメッセージが着ている。



「陽輝も楽しみなんだね。そうだ、陽輝も呼ぶ?」


「はあ?」



尚輝に滅茶苦茶睨まれた。私の手から携帯を奪うとソファーに座った。



「陽輝と仲良すぎだろ。」



口癖のような言葉を吐き出していた。