俺様副社長のターゲット

「聞いているとは思いますが、明日から別荘に行く予定です。」


「朱里から聞いてるわ。すみません、お邪魔します。」


「それで明日の朝が早い為、私の家に泊めても問題ないですか?」



お母さんが尚輝から私に視線を向けた。私はお母さんに大きく頷いた。



「朱里、そうなの?」


「うん。でも駄目なら迎えに来てもらうから。」


「…………迎えに………。朱里が行きたいなら行きなさい。朱里の判断に任せるわよ。」



お母さんがキッチンでコーヒーを淹れている。私はお母さんに近づいていく。



「尚輝の家に泊まりだよ?いいの?」


「もう大人なんだから朱里に任せるわよ。それに、佐伯さんがちゃんと挨拶にいらしてくれたし。朱里に任せるわよ。」



私は尚輝に振り向けば、不安そうな顔を私に向けている。


私はお母さんに向き直った。



「泊まって、明日から別荘に行ってくる。」


「そう?わかった。用意してきなさい。」


「うん。」