俺様副社長のターゲット

黙々と資料作成をしていれば、背後に人の気配を感じて振り返った。



「副社長?」


「ん?」


「何ですか?暇なら副社長がやってください。」


「暇じゃない。ほら、やれ。」



背後の尚輝が気になったが、前を向いて資料作成を続けた。



「きゃっ、ちょっと!」



尚輝が私の首筋にキスを落とした。驚いた私は尚輝を睨んだ。



「副社長、止めてください。ここは会社です!」


「…………。」


「もうすぐ終わりますから。副社長はソファーで仕事を………。」



唇にキスが落ちてきた。驚いた私は固まってしまった。



「煩い口だな。ほら、やれよ。」


「なっ!副社長!」



尚輝がニヤニヤとしながらソファーに戻っていく。



「仕事が終わらなければ、明日からの夏休みはないですよ。」


「終わらせる。帰りは一緒に帰るからな、勝手に帰るなよ。」



その後の尚輝の集中力は凄かった。楽しみにしているのは皆同じだ。