俺様副社長のターゲット

尚輝に腰を引かれて、膝の上に座ってしまった。慌てて退こうとするが………。



「座れ、画面が見にくいだろ?」


「いえ、私は大丈夫ですから。」


「間違えても困るから座れ。」



尚輝の強い口調に仕方なく、そのままの状態で座る事にした。


尚輝の声が耳元で聞こえてきて擽ったい。



「ここだけど、この資料の内容を入力してくれ。」


「はい。」


「ページを間違えるなよ?」


「わかりました。」



私は腰を浮かそうとするが、尚輝の腕が私の腰を押さえつける。



「副社長、腕を退けてください。」


「座らないと出来ないだろ?」


「………なら、副社長がソファーに移動してください。」


「チッ……、わかったよ。」



尚輝が椅子から退いたので、私は椅子に座り直した。



「わからなかったら聞け。」


「はい。」



尚輝が資料を片手にソファーに腰掛けた。私は画面と資料を見比べながら資料作成をしていく。