俺様副社長のターゲット

「これにする。真央は?」


「………ああ。まだ選んでる。」


「そっか。買ってくるね。」



私はレジに向かおうとすれば、尚輝も一緒についてきた。案の定、尚輝が水着を買ってくれた。



「尚輝、ありがとう。」


「ああ。楽しみだな。」



ニヤニヤとする尚輝から真央に視線を向ければ、二人で試着ルームに入っていく。



「ちょっと賢人さんが…………。」


「別にいいだろ。賢人、伊藤を離したくないんだろ。」


「だからって………。」


「ほら、外で待つぞ。」



結局、尚輝に手を引かれカフェに入った。


尚輝の視線が気になる。



「尚輝、何?」


「いや………。」


「胸ばっか見ないで。」


「……………意外とあるんだな。」


「はあ?」



尚輝を睨む。胸から顔に視線を移動させた尚輝が真顔で言ってくる。



「いつもは分からないが………。朱里って胸があるんだな。」


「…………。」