俺様副社長のターゲット

私はエレベーターから下りて地下の駐車場を副社長と歩く。



「迎えをお呼びになりますか?」


「いや。松井、運転しろ。」


「…………はあ?」



私は仕事も忘れて変な声を出した。




「松井、飲むのか?」


「いえ。私は戴きません。」


「なら問題ない。」



私は車に乗る副社長に続いて、急いで助手席に乗った。


隣に座る副社長に噛みついた。



「無理です!私はペーパーです!」


「俺が隣にいる。問題ない。」


「いえいえ、こんな高級車は怖くて運転出来ません!」


「大丈夫だ。俺は飲んでも酔わない。朱里のサポートはする。」


「いえいえ、無理です!」


「ほら、シートベルトしろ。行くぞ。」



話は終わりだと尚輝が車を発進させた。



『この高級車を?無理!』



「朱里、大丈夫だ。」


「殆ど運転しないのに。」



私は帰りの事を考えるとドッと疲れがでた。