俺様副社長のターゲット

「それでは場所を変えて、懇親会を兼ねた会食をしよう。」



悠木さんの提案に秘書が立ち上がった。私はチラリと尚輝に視線を向けた。



「わかりました。」



副社長は車で来たのを言ってないのだろうか?



「場所を秘書から聞いてくれ。私も直ぐに行くよ。」



悠木さんが会議室を出ていく。秘書の方が一枚の紙を手渡してきた。私はお辞儀をして受け取った。


秘書の方の後に続いてエレベーターまで案内される。私達はその後をついていった。



「では後程。私はここで失礼致します。」


「ありがとうございます。」



私はお礼を述べ、副社長と二人でエレベーターに乗る。



「副社長、会食ですが、お車は如何されますか?」


「乗ってく。」


「…………飲まれないと言うことで宜しいですか?」


「飲む。今回はうちが悠木に提案した側だ。つまり接待する立場。そこで飲まない訳にはいかない。」