俺様副社長のターゲット

地下に停めてある副社長の車に乗り込む。


最近はすっかり副社長の助手席に乗る機会が多い。



「松井、行くぞ。」


「はい。」



副社長の運転でランチに向かった。外を歩く人に視線を向ければ、暑そうに歩いている。



「今日は暑いですね。」


「そうか?」


「副社長は車通勤だから。私は駅から汗をかきましたよ。」


「毎朝、乗せてやろうか?」



からかうような副社長の声に私は視線を向けた。



「止めておきます。私は平社員ですから。」


「遠慮するな、暑いだろ?」


「大丈夫です。毎年の事ですから。」



クーラーの効いた車内を満喫した。副社長が一軒のイタリアレストランの前に駐車した。


車を下りて副社長と店内に入る。お洒落なお店を見渡した。



「予約した佐伯です。」



私は副社長を見上げた。



『予約?』



ランチを予約していたみたいだ。店員に案内されて壁で仕切られたお洒落な席に案内された。