俺様副社長のターゲット

「朱里、着いたぞ。」


「あっ、はい。副社長、ありがとうございました。」


「ああ、おやすみ。」



私は頭を下げて車を見送った。



『ペナルティ?』



私は首を傾げながら家に入った。


ベッドに寝転ぶと目を閉じた。疲れがドッとでた感じだ。



『朱里、もう一度だけ。』



煌太の懇願する声、顔が頭を過った。私を哀しそうな瞳で見る煌太の顔が私を苦しめる。



『同情はするな。』



尚輝の凛とした声に、煌太を置いて車に乗り込んだ。


煌太は大丈夫かな?



「朱里、お風呂は?」



お母さんの声に閉じていた瞳を開けた。



「今、入る。」



私は返事をするとベッドから体を起こした。伸びをして部屋を出た。