「可愛いね、君何年生?
よかったら一緒にお茶でも」

なんで私を誘う必要があるんだろう
三人もいるんだし、そこらへんに私より可愛い女子なんてゴロゴロいるのに

まさか、からかってるのかな?

「ごめんなさい、他当たってくれる」

今いい隠れ場所探すのに忙しいから
あんた達に付き合ってる暇ないんだよね

「そんなこと言わないで、ほらなんでも奢ってあげるから」

イヴはその言葉に反応した

奢って貰えるの!しかもなんでも
こんなチャンス滅多にやってこないし
しかも今すっごいお腹空いてる

どうしよう
この前高くて買うの諦めてた
スーパーモリモリフルーツパフェ
のこと思い出しちゃった

「そういうことなら、いい」

いいですよと言おうとした時
いきなり雷が落ちた
しかも私の目の前
はっきり言ってしまうと、その男達の
頭上に

「じゃあ私と行きましょう
なんでも奢ってあげますよ」

イヴは恐る恐る振り向いた

雷があと数回落ちた
その光がロイの顔を横からはっきりと照らしていた