しかしレムに反論せず
教室のクラスを見に行った


「うわー混んでて見えない」
貼られている箇所が一箇所しか無いので
毎年混むのだ

一方で、目の良いレムは蒼白になった
まさかここまで運が悪いとは

何故か知らないが代表生の
ロイ・レオナルドから嫌われているレムは、彼と同じクラスという
紙に貼られた自分の名前を見て
自殺行為だと思った

「んー見えないなぁ、レムどうしたの
そんな世界の滅亡だ!みたいな顔して」

イヴは隣を見て驚いたような不安そうな顔をした

「いや、なんでも無いよ」
レムは顔をそらした

「ねぇ、私何組か探してくれる
ちょっと遠くて……」

「イヴは一緒のクラスだよ」
そう、それが唯一の救いだ

「わぁ、よかった実は私、友達レムしかいないんだよね
しかも落ちこぼれだってみんなハブって来るし」

「は、はは」
レムは自分の喉が張り付いたように
渇いているのに苦笑した