イヴが先輩達に揉みくちゃにされていた時


スッと手が伸びてきて引っこ抜かれた

「だっ、誰!」

「しっ」
そう人差し指をイヴのプクッとした唇に
当てがったのは

「ケイト君!」

「イヴちゃん凄かった」

「ありがとっ」
イヴはやっと一難超えたんだと
今まで張っていた気を抜いた

ケイトはイヴがどのような手段で
この試合に勝ったのか聞きたかったが
今はそっと休ませようと出かけていた
言葉を引っ込めた


そのまま二人で隠れるように校舎の廊下を歩き
たわいのない事を話していた