「凄げぇー」

「うぉぉーー」

皆が立ち大音量で拍手の音が鼓膜に響いた

「あっ、勝ったんだ私」

イヴは自分が怖かった何故なら最後の方の記憶が無いのだ自分が何をしていたのか、今のマルドの状態を見ると悲惨だ
私がここまでやるとは考えられない
また魔物関連の何かなのか……

今現在も魔物が私の中に居るのを感じる
イヴは胸に手を当てた

マルドはすぐさま医療班に担架で運ばれて行った


イヴが控え室に向かう途中
大勢の人に囲まれた

「イヴちゃんすごい!」

「最高の試合だったよ」

「惚れたー」

「少女でもいい、結婚してくれー」

おいおい、最後のは犯罪だぞ

皆んなに迫られていると、低い身長が裏目にでて押し潰されるのだ

「うわ、ちょっと待って下さい先輩方」