〜対決まで後一週間〜

「見て見てあの子よ」

「えぇーあの子が?あんな華奢な体して
勝てるのかしら」

「でもあのバッチ初等部の子よ」

「嘘でしょ!今度こそ死んじゃうわよ」

目線が刺さる

別に戦いたくて戦う訳じゃ無いわよ


でも初等部13歳と高等部16歳しかも男子
じゃまるで体格が違う

だからこんなに哀れみの目で見られているのだ


落ち着かない


今日は食堂で食べるのやめよう


イヴは人気の無い所を探した
そしたら丁度良い誰も寄り付かなさそうな
スペースがあった


「ここなら誰も来ないだろう」

人目を気にする必要が無いので
イヴはようやく気が楽になった