イヴは親から魔法の存在を絶対に知られてはいけないと言われていて、イヴもそれを守っていたが


ある日休憩をしていた時

「オラッ 立てよ!」

「ゔっ」

「ハハッこいつ男のくせにこれくらいで泣いてやがる」

「そんな根性無しにはお仕置きが必要みたいだな」

そこには14歳ぐらいの男たちが5、6人いて
10歳ぐらいの男の子を囲んでいじめていた

イヴが行ったところで勝ちめはない
「でも虐められている子をほっとけない」

イヴの正義感の強い所が裏目に出た

「止めなさいあなた達何をしているの!」
イヴは堂々と一人で乗り込んだ

「おい、何だこいつ超正義感丸出しじゃん
スーパーヒーローにでもなった気分?
しかも女一人でよく来れたな勝てるとでも思ってんの」

男子達は標的をイヴに変えたのか虐められていた子には手を出していない
その時を狙ってイヴは注意がこちらだけに及ぶように挑発をした

「一人の子を大勢で虐めるなんてダサッ
あなた達自分のしていることを分かってるの?
あー、分かってるわけ無いわよねー
だってこんな意味の無いことに時間を費やせるなんて猿でもしないもの
だからあなた達の頭は猿以下ってこと」


私は挑発している時虐められていた子に今の内に逃げてと目で訴えた虐められていた子は
その意味を理解し静かに隠れるようにして逃げた。イヴはそれを見届けひとまず安心してから
行き当たりばったり行動したせいかこの後の
プランが全くたってない

「おい、それは俺たちと喧嘩をしたいということで合ってるよなよな」

一人の男子が半ギレの状態で私を殴ってきた
それをきっかけに次々と私に殴りかかってくる

「ゔっ」

「おいどうした俺たちと喧嘩がしたかったんじゃ無いのか、なんだこのヘナチョコはさっきの威勢はどこに行ったんだ」

男子達は笑いながら殴って来る
私はその時命の危険を感じた

「止めて、やめてください」

私は内側から溢れ出しそうな力を必死に堪えて
暴力を止めるよう男子達に言った
もうこれ以上殴られたら内側に溜め込んだ魔力の塊が命の危険を感じて暴走する

「謝って済むなら警察は要らねぇって言葉知っているか?」

「これ以上やったらあなた達の命が無くなる」