咲妃が気にしなくていいというから
気にすることをやめた私は
自分の席に着いた
しばらくすると
田中先生と一緒に
優樹が教室に戻ってきた
ユナさんの事を聞きたくて
優樹の所に行こうと
席を立とうとするが
「優樹どんまーい」
私は彼に邪魔をされてしまった
そう、誰と言うまでもないであろう
彼は優樹の肩をとり
何故か「お前もよくやるよ」とか
よくわからない事を言っている
もちろん優樹も何の事かわかってない様子で
眉間にシワなんか寄せちゃってる
そんな様子で優樹は私の前の席に座った
未だに優樹の隣には1人でしゃべり続けている
翔が「可愛そう」だの「それでもカッコいい」などと
言っているが
そっちのけで
私は優樹に耳打ちをした
「ユナさんって誰なの?私会ったことある?」
優樹は目を丸くしていたが
「どうだろうな」
右の口角を上げながら
意地悪そうに言った
双子の感でこれ以上聴いても教えてくれないと
判断した私は「もういい」と彼に告げ
最後のホームルームを受けた
