目覚まし音が部屋中に鳴り響き
私は閉じていた瞼を開ける

"また…か"

私は何度も夢をみる

怪我をした男を抱きしめ
泣き叫ぶ女の夢を…


何度も同じ夢を見る為
動揺することもなく
体を起こすと
母が作っているであろう
朝食の匂いがしてきた

制服を手に取り、袖を通す


"今日でこの制服を着るのも最後なんだ"