Visual My Brother

「3分の1・・・それって
大きいか?」



お兄ちゃんはニヤけた。




「当たり前だろ
芸能界を甘く見んなよな?」










「いい加減にしなさいっ!!」



またお母さんが身を乗り出して
吼えた。


お父さんとお兄ちゃんは驚いて
さっと黙る。





お母さんが座りなおすのを
私達が見届けると、
お父さんがまた話始めた。





「・・・でもお母さんが
許さないみたいだから。
てなわけで諦めろ」




「いやそんなんで
諦めねぇよ、悲しいから」