Visual My Brother



・・・再び寝てる。




「あぁぁもう起きろって!!」


私はネロをさっきよりも
うんと激しく揺さぶった。
ぐわんぐわんとゆれ、ネロは
眉間にシワをよせた。

てか、今何時?遅刻決定だな。
私はネロに全身全霊を尽くして
話しかけた。

・・・かけてない。叫んだ。



「初日からあんたのせいで
遅刻とか気分悪いって!!
頼むから起きてぇェ!」











そのとき、ネロが唸りだした。



「あ゛ぁ -






 寝 さ せ ろ  !」






その声を一緒にネロの拳が
私めがけて飛んできた。



忘れていた。


ネロは、元陸上部。
現役ではないとはいえ、
あの鍛え抜かれた上腕筋で
おもいっきり殴られたら・・・