「そーだ、明日の朝、
起こしてくれ」
「えぇーっ・・・」
でたよ、難ミッション
「起こす」。
しかも永眠するコイツを。
これがどんだけ朝から頭脳と
体力を消費するか本人は
分かってないだろう。
今まで何度激しい戦いを
繰り広げてきたか・・・。
「これで100円分でいいから」
じゃあ・・・いいか。
「分かった。そのかわり
少しは努力して早く寝てよ」
ネロは軽くうなずき、きちんと
元のように直した箱を持つと
冷蔵庫の中に入れに行った。
私は机の上に寝た。疲れていて
今目をつぶるとそのまま
寝てしまいそうだ。
うとうとまどろんでいると
ネロの声が聞こえた。
