「そーじっってこんなの
全面キレイすぎて掃除の意味
絶対無くねぇぇぇえ?!」
私の叫びから始まって
すいません。
でも本当にこのクソ広い
風呂は綺麗過ぎて、掃除を
しなくてもバレないと思う。
軽くちゃっちゃと終わらせた。
だからここの掃除も一分ちょい。
「終わったー。
あとパッと見だけど
リンスだけなんか激減してたよ」
ネロはソファの上で寝てた。
「・・・またリンスか。
リンスだけ早く減るよな。
だから計算して
出してるんだけど結局リンスが
激減してるという」
「うん、気持ちは良く分かる。
で、これは何円分?」
「そうだな・・・30円でいい」
あと100円か。
「次は?」
「んと」
ネロは小さくあくびをした。
時計を見るともう10時。
意外と時間はたっていた。
